私がひのき塾に入塾したのは小学5年生のときでした。入塾したきっかけは姉がひのき塾にはいっており、そこで中学受験をしたということでした。そんな軽い気持ちでひのき塾に入塾し、中学受験をはじめました。
私の中学受験は姉がやっていたからやってみたいといった好奇心からのスタートです。周りの人はかしこい人ばかりで、授業についていくことだけでも必死でした。それに、そこまで勉強が好きではなかった私だったので、宿題をやることだけで満足し、自分が苦手なことにもあまり手をつけることはありませんでした。そしてだんだんと嫌になってきて勉強をやめたいと思ったときに、助けてくれたのは姉でした。勉強についてアドバイスをするのではなく、ただただ、はげましてくれました。ですがスイッチが入ったのが受験が近づいてきたころだったため、結果は不合格でした。そのとき、なんとなくのくやしさと後悔が残りました。それが中学校でがんばりたいという気持ちのエネルギーになりました。
そしてむかえた中学校生活。コロナ禍ではじまったため、学校は休校の日々。勉強の気持ちすらおきませんでした。ですが、ひのき塾がオンラインでの自習の機会をもうけてくださったため、勉強の習慣が少しずつついてきました。そのため、成績はほとんどが満足のいく結果になっていました。そして、塾の実力テストでも、小学生のときには一度も優秀者の順位にのらなかった私が、中学生になり、順位にのることが多くなったことが私の勉強へのエネルギーになりました。
そして、3年生になり、受験生となりました。中学受験とはちがい、絶対にどこかに受からなくてはいけないといった不安とプレッシャーがありました。私は10月ごろまで部活があったため、引退してすぐ勉強という気にはなれず、ずっとぐだぐだしている日々でした。そして、そのまま続き、私をやる気にさせてくれたのは、ひのき塾の勉強合宿でした。小学生のときはαクラスにはいることができなかったので、今度こそ入りたいという気持ちが勉強のモチベーションをあげました。結果ははじめはαクラスでしたが、後半でβクラスになり、思うようになれず、とても悔しく、不安がつのってきました。それがまた私の勉強への活力となりました。それからは必至に成績をあげようとしました。
ところが、なかなか思うようにならない時もあり、自分自身に力がついているのかさえもわからなくなることもありました。そして、そのまま私立入試を迎えることになりました。県内の私立は実力を発揮できたと思いましたが、県外の私立は思うようにいかず、何度も何度も弱音をはいていました。
県立入試では、自分の行きたいと思っている学校がはっきりせず、気持ちがゆらぎました。その結果、情緒不安定な感じになり、家族にあたる日々もありました。でも家族はそんな私を受け止めてくれ、厳しい言葉もありながら全力で励ましてくれました。その結果ちょっとずつ自分に自信が持てるようになりました。
何よりも、ひのき塾の先生がはげみになりました。ずっとぐだぐだして志望校がきまらない私を支えて、最後までつきあってくれた先生に感謝したいと思っています。
公立の入試も無事合格することができました。
私は改めて、受験は一人きりの戦いではないと思いました。家族や友人、塾の先生のおかげで、最後までのりきることができたからです。ほんとうに感謝してもしきれません。
私は中学受験に失敗したので、高校受験で成功するというのは、とても達成感があり、うれしいことなのだと感じました。